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国交省、高速自動運転の検討で中間とりまとめ

2013年10月8日 (火)

行政・団体国土交通省は8日、高速道路上で自動車の自動運転の実現を目指す「オートパイロットシステム」の検討で、目指すべき将来像の明確化や検討事項の整理、ロードマップの作成などの中間とりまとめを行った。

中間とりまとめでは、オートパイロットシステムの実現に向けたコンセプトとして「車両単体の責任によるアプローチにおける運転支援の高度化」と規定。走行範囲を「ICなどの合流部から本線に流入し、JCTなどを経由してICなどへ退出する分流部まで」と明確にした上で、無人運転ではなく「ドライバーが存在する状態での自動運転」として支援型の自動運転を目指すことにした。

今後は車両側の運転支援システムと路車協調などの道路側の支援を相互に連携させ、早期に運転支援の高度化に取り組む。また、高度化の発展段階における検討事項や今後の検討課題を整理する。

実現に向けたロードマップでは、2020年代初頭頃までに「高速道路本線上における高度な運転支援システムによる連続走行」を目指し、合流部・分流部や渋滞多発箇所での混雑時の最適走行を含めた自動走行はそれ以降に達成を目指すこととしている。