アパレルプロロジスは29日、千葉県印西市のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク千葉ニュータウン」で、新たにスタートトゥデイ、アルペンの2社と計8万1000平方メートルの賃貸契約を締結したと発表した。これにより同施設は満床となり、賃貸面積の9割がファッション・アパレルEC物流を行う入居カスタマーで利用される。
スタートトゥデイとは2階・3階・4階の一部の計5万8000平方メートルの賃貸契約を締結。同社は「プロロジスパーク習志野4」を利用するプロロジスのリピートカスタマーで、BTS型施設「プロロジスパークつくば1」にも入居が決定している。
アルペンとは1階の2万3000平方メートルの賃貸契約を締結した。プロロジスパーク千葉ニュータウンは、同社として関東初の大型基幹センターとなり、スポーツ・アパレル商品のEC、関東の店舗への配送拠点として利用する。同社は全国配送の基幹センターとして「プロロジスパーク春日井」を利用するプロロジスのリピートカスタマー。
プロロジスパーク千葉ニュータウンは、5階建て延床面積12万9000平方メートルのマルチテナント型施設として2016年5月に竣工。大型車両が各階にアクセス可能な上り下りの専用ランプウェイ、最大2万平方メートルでワンフロアオペレーションが可能な床面積など、効率的な物流業務を可能にする物流施設。
開発当初からEC物流に適した物流拠点として計画しており、EC物流の流通加工作業には多くの人手が必要となるため、無料wi-fiや有線放送を導入したカフェラウンジやミーティングスペースなど、従業員が快適に働ける就業空間を整備している。
施設運営には、EC物流サービス代行のアッカ・インターナショナル(東京都港区)とパートナーシップを組み、入居企業向けにアパレルECのフルフィルメントサービスを提供できる体制を整え、衣料品のモデル撮影から、ECサイトへの掲載、出荷、返品対応、コールセンターによる顧客対応や在庫一元化システムなどのシステム構築・開発まですべて同施設内で完結することを可能としている。