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託児所、ラウンジショップなど従業員環境配慮

物流施設に「津堂遺跡」展示スペース、ESRが大阪に竣工

2017年7月10日 (月)
空白

拠点・施設ESRは10日、大阪府藤井寺市で「津堂遺跡」の展示スペースを設けた物流施設「レッドウッド藤井寺ディストリビューションセンター」が竣工したと発表した。

この施設は2016年11月30日に竣工した「レッドウッド南港ディストリビューションセンター1」に次ぐ、同社の大阪圏2番目のプロジェクトで、地上5階建て・延床面積17万7559平方メートルのマルチテナント型の物流施設。

津堂遺跡の跡地に建設し、「歴史的文化財を継承する」ことを目的に藤井寺市協力のもと、津堂遺跡についての紹介と、大型建物の復元模型を展示するスペースを設けている。

また、1階端部には滑り台付きの託児所を設置。緑あふれる遊び場もあり、玄関を跨ぐように造り付けた滑り台によって室内でも子供たちが立体的に動きまわることができる。このほか無線LANや大型テレビを導入したラウンジショップなど施設に勤める従業員環境に配慮したアメニティを充実させた。

施設は西名阪自動車道・阪神高速・近畿自動車道・阪和自動車道の4つの高速道路合流点松原ジャンクションが近く、各最寄りICへ1.5キロから2.5キロ内に位置。

冷蔵冷凍設備の増設も可能で、ニーズが高まりつつある危険物庫(第4類)も2区画備えた。4-5階は荷物用エレベーター12基を装備し、多層階オペレーションが可能なほか、セコムによるセキュリティも完備した。

建築環境総合評価システム(CASBEE)Aランク基準を満たし、LED照明、太陽光発電システム、雨水貯留層や節水システムを導入するなど環境負荷の低減に配慮。

非常事態の停電に備え、自家発電機を整備し、停電時には事務所照明、電源の一部、倉庫内荷物用エレベーターの一部も使用可能としている。

■施設概要
名称:レッドウッド藤井寺ディスリビューションセンター
所在地:大阪府藤井寺市津堂4-435
敷地面積:8万2719平方メートル(2万5020坪)
述床面積:17万7559平方メートル(5万3711坪)
賃貸面積:15万6229平方メートル(4万7259坪)
用途地域:準工業地域
構造:地上5階建て
竣工:2017年3月31日