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物流EDIセンター、物流XML/EDI標準「ほぼ完成」

2012年3月30日 (金)

話題日本物流団体連合会(物流連)の物流EDIセンターは30日、インターネットに対応した次世代物流EDI標準の改訂版「物流XML/EDI標準」Ver02-01を開発し、同日から物流EDIセンターのホームページで無償公開した。「JTRN」(ジェイトラン)の後継標準として位置付けられている。今回の改訂により、物流XML/EDI標準はほぼ完成した。

 

JTRNは、物流業界、電機電子業界、ロジスティクス業界が当時開発を進めていたそれぞれの物流EDI標準を、通商産業省、運輸省、JIPDEC(日本情報処理開発協会)が支援して統合し、国内統一の物流EDI標準として1996年7月にJTRN1A版が開発され、その後改訂が重ねられて現在の3C版に至っている。

 

インターネット環境の普及や進化により、「先進的な荷主業界で、業界独自の次世代物流EDI標準を開発しようとしていた」ことから、物流連では「このままでは荷主業界ごとの異なった次世代物流EDI標準が乱立し、JTRNの開発以前の状態に戻りかねない」との危機感から、06年度に後継標準として「物流XML/EDI標準」の開発に着手した。

 

物流EDIセンターは、JTRNの機能を物流XML/EDI標準に段階的に移行させるため、これまで毎年改訂を行い、今回の改訂でJTRNの34メッセージのうち、25メッセージの移行が完了。通常の物流取引に必要なメッセージが移行を完了したことから、バージョン番号を上げてVer02-01とした。残る9メッセージの移行は、利用者のニーズを見ながら進めていく。

 

■「物流XML/EDI標準」Ver02-01の改訂内容とダウンロード先
URL:http://www.butsuryu.or.jp/edi/

 

■問い合わせ先
鉄道情報システム
第二営業企画部営業開発課
TEL:03-5371-0194
E-Mail:b-edi@jrs.co.jp