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ヤマト、9月からベトナムでクール宅急便

2017年8月22日 (火)

ロジスティクスヤマトホールディングスは22日、ベトナムに設立した合弁会社「ヤマト365エクスプレス」が9月1日から同国でクール宅急便を開始すると発表した。

ヤマト365エクスプレスは、ヤマトグループの東南アジア地域統括会社「ヤマトアジア」(シンガポール)が現地企業の365トレーディングエクスプレスと設立した合弁会社で、高品質な小口保冷配送ノウハウを持つヤマトとベトナム国内で配送・貿易物流機能をもつ365グループが組み、同国で小口保冷配送サービスを展開する。

同国では経済成長を背景に中間所得層が増え、日本の食材や日本食に注目が集まり、食の安全に対する意識も高まっていることから、高品質な国内保冷配送が求められていた。

9月からスタートするクール宅急便では、ベトナム向け輸入高級生鮮食材や、ベトナム国内で生産された海産物、農産物などの小売店やレストランなどへの店舗向け冷蔵・冷凍配送手段としての利用を想定。

0度から10度の冷蔵帯、マイナス15度以下の冷凍帯の2種類を用意し、ホーチミン市内の契約荷主に対してサービスを提供。18年1月をメドにダナン、ニャチャン、ダラットなどの農水産品の生産地からホーチミン市内への配送体制を構築し、19年にはハノイ市内への配送エリア拡大を目指す。

また、同国で日本産品を販売したい日本企業に対し、物流面だけでなく、365グループの機能を活かしたサポートを行う。