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LNGバンカリング促進へシンガポールと共同調査

2017年8月28日 (月)

行政・団体国土交通省は28日、船舶にLNG(液化天然ガス)を供給するLNGバンカリングを促進するため、シンガポールと共同調査を開始すると発表した。

船舶の排出ガス規制が2020年から国際的に強化されるのに伴い、環境性能に優れたLNGを燃料とするLNG燃料船の増加が見込まれるなか、国交省では「LNG燃料船の寄港増加によるわが国港湾の国際競争力を強化するためには、LNGバンカリング拠点を形成することが重要」だとして、LNGバンカリングの推進に取り組んでいる。

共同調査は、世界最大のLNG輸入国である日本と、世界最大のバンカリング港湾とされるシンガポールが協力してネットワーク強化を目指すため、必要なLNGバンカリングインフラや港湾当局として特に取り組むべき課題などを共同で調査することにしたもの。

LNGバンカリングは昨年の日・シンガポール首脳会談で協力について議論されており、共同調査は4月に署名された両国間の港湾分野における協力に関する覚書に基づいて実施する。検討に際しては、両国の港湾当局、邦船三社によるワーキンググループ(WG)を立ち上げ、自動車運搬船などを対象に検討を進める。