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「まだ食べられる食事」のシェアリングサービスがβテスト

2017年8月30日 (水)
空白

ロジスティクス共同で料理するスペースの運営などを手がけるコークッキング(山梨県富士吉田市)は30日、閉店間際や商品の入れ替え時間などに発生しがちな、「まだ安全に食べられるがオペレーション上、廃棄せざるを得ない食事」をウェブ上で購入し、引取期限までに店舗へ行くことで食事を受け取ることができるサービスのテストを9月4日から開始すると発表した。

フードシェアリングサービス「TABETE」(タベテ)と名付けられたこのサービスは、店舗側が「出品」する食事の情報を任意の価格と引取期限を設けて掲載し、利用者側は自分の近くの店舗からの「SOS情報」を発見、食事をウェブ決済で購入するというもの。飲食店や惣菜店などで発生する余剰の食事を売りきる・食べきることを促し、フードロスの削減を目指す。

「フードシェアリング」と呼ばれるこうした取り組みは国内では初めて。9月4日からは、本格的な提供を前にクローズドβテストを行い、オペレーションの流れなどを確認する。

テストでは一定期間、東京23区内の15店舗ほどの協力を得てサービスを限定オープンし、TABETEを通して実際のユーザーに食事を掲載・販売・準備・提供する。βテストで明らかになった問題点や改善点を踏まえ、年内の正式サービス開始を目指す。

日本のフードロスは621万トンとされ、このうち339万トンが飲食店や小売業などの事業者から発生している。