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各国の安全規制強化でエアバッグ需要拡大

豊田合成、ベトナムにエアバッグ部品工場新設

2017年8月30日 (水)

拠点・施設豊田合成は30日、各国で安全規制の強化により拡大するエアバッグの需要拡大に対応するため、ベトナムに新工場を設立すると発表した。

新工場は生産子会社「豊田合成ハイフォン」の分工場として設立し、エアバッグ部品などを2019年7月から生産、日本や北米、欧州などのエアバッグ最終組付拠点へ輸出する。新工場の設立に伴う投資額は2460万米ドル(26億円)で、18年3月から工場建設を開始する。

同社は、エアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけ、グローバル生産体制の強化に注力。ベトナムにおける生産能力は、16年度時点でエアバッグ部品が年産1450万個、ハンドルが年産220万本だったが、23年度にはエアバッグ部品2300万個、ハンドル320万本に増やす計画。

■新工場の概要
工場名:豊田合成ハイフォンタイビン工場(仮名)
所在地:ベトナムタイビン省ティエンハイ工業団地
生産開始:2019年7月
生産品目:セーフティシステム製品(エアバッグ部品、ハンドル)
土地面積:11万3000平方メートル
建屋面積:2万800平方メートル
従業員数:1000人(2021年3月末)