荷主安川電機(北九州市八幡西区)は15日、AIロボット「MOTOMAN NEXT」とGoogle DeepMindの生成AI「Gemini Robotics ER 1.6」を連携させた「エージェンティック・ロボットシステム」を開発したと発表した。ロボットが現場の状況を認識し、自ら作業手順を組み立てて実行する仕組みで、製造や物流現場での自律化を目指す。

(出所:安川電機)
同システムは、人が詳細なプログラムを作成しなくても、「この部品を仕分けてほしい」といった指示を与えるだけで、生成AIが作業手順を組み立て、ロボットが状況を認識して一連の作業を自律的に実行する。MOTOMAN NEXTには、対象物や周囲の状況を認識するマシンビジョンサービス、安全な動作経路を自動で計画するパスプランニングサービス、把持状態を確認する力覚サービスを標準搭載しており、生成AIの判断を実際の動作へ反映する。
また、搬送中に対象物を落とすなどの想定外の事態が発生した場合でも、ロボットが状況を認識して作業をやり直す機能を備えるほか、生産管理システムとの連携にも対応する。部品不足を判断した際に発注情報と連携するなど、現場作業と社内システムを結び付けた運用も可能としている。
同社は今後、実用化と社会実装に向けた取り組みを進める方針で、製造・物流現場の自動化と自律化への適用を視野に展開を進める。
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