ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

京セラ、インドに切削工具の製造拠点

2012年4月5日 (木)

拠点・施設京セラは5日、インドで機械工具事業の強化を図るため、同国に切削工具の製造会社を設立すると発表した。インドでの製造拠点の設立は、京セラグループで初めて。

 

京セラの100%子会社でアジア地区の販売会社「京セラアジアパシフィック」と、インドの切削工具などの製造会社「CTC(インド)」の両社が同日、切削工具製造会社の設立に関する合弁契約を締結した。2013年6月の稼動開始を目指す。

 

インドに進出する自動車メーカーで、コスト競争力を強化するために国内製品を優先的に購入する動きが活発となっていることから、現地での生産体制を構築し、インド国内の切削工具の需要に対応していく。

 

販売体制は、2009年8月に設立した現地販売会社が持つグルガオン、プネ、バンガロール、チェンナイの4営業拠点で対応するが、新たな営業所の開設も検討し、販売体制を強化していく。

 

技術サポート体制についても、6月にグルガオンでテクニカルセンターを設立する計画で、現地顧客のニーズに即応できる体制を構築する。

 

京セラでは「インドに製造、営業、テクニカルセンターの体制を確立することで、同国における機械工具事業の売上を5年後には70億円に拡大する」としている。