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オイシックス大地、農協からの直接仕入れ拡大

2017年9月19日 (火)

(出所:オイシックスドット大地)

産業・一般食品宅配事業を展開するオイシックスドット大地は19日、仕入先の拡大と商品開発を強化するため、農協との取引強化に着手したと発表した。1-7月の取引額は前年同期の2.2倍に達しており、9月からはJA富里市から葉物や人参を導入するという。

同社が農協と協業するのは、同社が定める安全基準を満たしつつ、大型産地の生産者を抱え、安定的に仕入れることが可能なため。最新の選果機や予冷施設などを導入しているケースが多く、仕入れの品質が安定するほか、農産加工品を開発できるといったメリットが見込める。

農協や所属生産者にとっても、新たな販路を確保し、野菜や果物の消費を増やして製造工場などの施設を有効活用できるとともに、直接取引によって需給バランスによる価格変動が生じないことから、生産計画を立てやすい――などの利点がある。

例えばJA宮崎経済連の関連会社・JAフーズ宮崎との協業では、JAフーズ宮崎が持つ設備を活用し、旬の時期に収穫直後原則24時間以内に急速冷凍したほうれん草の仕入れや、味噌汁や炒め物などの用途にあった同社オリジナルのミックス野菜を開発している。今夏からは冷凍施設を活用し、同社が仕入れる他産地の野菜の冷凍化を開始。

ほかにも、JA南彩から小松菜、JA佐久浅間からズッキーニ、JA岩手中央からりんごなどを仕入れている。