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オムロン、ドライバー見守り車載センサー開発

2017年9月27日 (水)

▲「ドライバー見守り車載センサー」を搭載したコックピッド型デモンストレーション

話題オムロンは27日、ドライバーが運行の状態を注視しているか、どれだけ早く運転に復帰できるのか、運転席にいるか――の3指標でドライバーが運転に集中できる状態かどうかを判断する技術を搭載した、「ドライバー見守り車載センサー」を開発したと発表した。2020年までに発売される自動車への採用を目指す。

また、顔画像センシング技術「OKAO vision」を進化させ、これまでできなかったマスクやサングラスなどを着用しているドライバーの状態もセンシングできるようにした。

同社は自動運転を取り巻くニーズや法整備の動向を見据え、「ドライバーが運転に集中できている状態か否か」を判断するための、実用性の高い機能が必要だとしてドライバー見守り車載センサーを開発した。センサーは、昨年6月に発表した「ドライバー運転集中度センシング技術」を搭載した車載センサーをさらに進化させたものだという。

現在はドライバー見守り車載センサーと心電や脈波を測る生体センサーを一般家庭の自家用車を含む幅広い車両に搭載し、運転中のドライバーのデータを収集する実証実験を行っている。実証実験は17年度から名古屋大学未来社会創造機構、HMHSコンソーシアムと共同で進めており、今後はこの取り組みを通じて、収集した実走行データを技術開発に活用していく。