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三菱電機、漫然運転を検知する仕組み開発

2015年10月28日 (水)

サービス・商品三菱電機は27日、機械学習の仕組みを用いて車両情報とドライバーの生体情報などから直線走行時の漫然運転を検知する「漫然運転検知アルゴリズム」を開発した、と発表した。

不注意運転とされている居眠り・脇見だけでなく、時系列データからドライバーの「適切な運転状態」を予測し、これまで難しかった漫然運転を検知する仕組み。

ハンドル舵角などの車両情報、心拍数などの生体情報、顔向きなどを時系列データとして入力し、機械学習アルゴリズムを用いて「ドライバーの現在あるべき適切な運転状態」をリアルタイムで予測。適切な運転状態が大きく異なる場合に漫然運転として検知してドライバーへ警告を行う。

三菱電機、漫然運転を検知する仕組み開発

(出所:三菱電機)

適切な運転状態を予測する機械学習アルゴリズムに、時系列データをうまく学習できる「深層学習」を採用することで、運転状態の予測誤差を従来の3分の1に低減。2019年以降に「居眠り運転・脇見運転に加えて漫然運転も検知できるドライバーセンシングユニット」(DSU)を製品化する。