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通常月より3-4割増し

中部運輸局、飲酒運転増加受けトラック集中監査

2017年9月29日 (金)

話題中部運輸局は9月29日、管内でトラックの飲酒運転が増加していることを受け、10月にトラック運送事業者の集中監査を行うと発表した。点呼の確実な実施や運転者への指導状況などに重点を置き、監査件数を通常月より3-4割程度増やす。

監査を担当する自動車監査官はトラック、バス、タクシー事業者を対象に監査業務を行っているが、10月2日から31日まではトラック運送事業者を集中監査する体制を敷く。

トラック協会の巡回指導結果で点呼・告示など輸送の安全確保に問題のあった事業者を中心に監査先を選定する。このほか、長期間監査を実施していない事業者や、公安委員会や労働基準監督署などから通報があった事業者も対象になる。

監査項目のうち、酒気帯び運転・過労運転の防止、運転者の健康管理の徹底、運転者に対する指導監督の徹底につながるよう、(1)点呼の確実な実施(2)運転者への指導監督(3)特別な運転者(初任、高齢など)に対する指導監督(4)健康診断、適性診断の受診状況(5)勤務時間、乗務時間関連の告示の順守状況(6)車両の点検、整備状況(7)運行指示書の作成と指示状況(8)運行記録計の記録状況(9)荷待ち時間の記録状況――を重点監査項目とする。