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楽天とローソン、コンビニ商品をドローン配送

2017年10月6日 (金)

話題楽天とローソンは6日、福島県南相馬市の「ローソン南相馬小高店」を拠点に、専用車両による移動販売とドローンによる商品配送を連携させた試験的な取組み10月31日から開始する、と発表した。ドローン配送とコンビニエンスストアの移動販売を連携させた取り組みは国内初。

南相馬市小高区は福島第一原発事故の影響による避難指示区域の指定が2016年7月に解除され、住民の帰還が進んでいる。町の活気は戻りつつあるなか、日用品や食品など買い物環境の向上が優先課題となっていた。

ローソン南相馬小高店は16年10月にオープンし、避難指示区域の指定解除以降、小高区内でコンビニとしては最初に営業を再開した。今回の協業では、同店舗を拠点に小高区内で週2回の移動販売を開始し、このうち週1回限定で移動販売車両で積み込めない温度帯の「からあげクン」などフライドフーズの注文を受けた際、「楽天ドローン」の専用機で店舗から移動販売先へ配送する。まずは、半年間の試験運用を経て検証を行い、その後の展開を検討する。

楽天は2月、南相馬市とドローンを活用した新たな物流システムの構築で連携協定を結んでおり、今回の取り組みは、これまでにも楽天グループのサービスと商品受け取りなどで連携してきたローソンが協働。両社は「ドローン配送の社会実装に向けた第一歩になる」としている。