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セブン-イレブン、世界初の電気冷蔵EV配送車

2017年10月19日 (木)

▲「EV配送車」の車両イメージ

空白

荷主セブン-イレブン・ジャパンは18日、商品配送に三菱ふそうトラック・バスのEV配送トラックを導入すると発表した。12月18日から段階的に導入を開始し、2018年夏までに東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の8か所で合わせて25台へ台数を増やす。

セブン-イレブン・ジャパンが導入するのは、三菱ふそうの電気小型トラック「eCanter」(eキャンター)で、車両総重量7.5トンクラス。充電時間は直流急速充電の場合は1.5時間、単相200Vの普通充電方式では11時間で満充電となり、航続距離は100キロを超える。

まずは「チルド共配日野センター」へ1台導入し、残る24台は18年夏までに、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の8か所の共配センターへ配備する。量産化された小型EVトラックの導入は国内初の取り組みで、電気式冷蔵機(東プレ製)を搭載した冷蔵のEVトラックとしては世界でも例がないという。

電気駆動システムには、最高出力135キロワット、最大トルク390Nmのモーターと、高電圧リチウムイオンバッテリーパックを6個搭載し、ディーゼル車と比べて走行1万キロあたり最大1000ユーロのコスト削減が可能だという。

セブン‐イレブンは店舗でLED照明やスマートセンサーなどの最新設備や、商品配送で環境配慮型車両の導入に積極的に取り組んでいる。

■導入車両の概要
全長:5935ミリ
全幅:1995ミリ
全高:2195ミリ
車両総重量:7490キロ
乗車定員:3人
走行用モーター:永久磁石式同期モーター(最高出力135キロワット、最大トルク390Nm)
走行用バッテリー:リチウムイオンバッテリー(11キロワット時×6個=66キロワット時)
定格電圧(高電圧):365V
定格電圧(低電圧):12V
最高速度:80キロ/h
航続距離/1充電:100キロ
充電時間:普通充電(単相200V30A)で11時間、急速充電、CHAdeMO式(45キロワットの場合)で1.5時間
充電ソケット形状は、乗用EV車と同様