ロジスティクスヤマト運輸は19日、三菱ふそうトラック・バスの電気小型トラック「eCanter」(eキャンター)を11月から関東で初導入し、今年度中に導入台数を25台へ拡大すると発表した。
宅急便などの集配車両として使用する。ヤマトと三菱ふそうは19日に羽田クロノゲート(東京都大田区)で車両の引渡式を行った。
ヤマトはeキャンターを導入することについて、環境への配慮だけでなく、運転時の振動が少ないことから「ドライバーの作業負荷の軽減」にもつながると期待。燃料を使用せず、ディーゼル車に搭載されていた排ガス除去装置などが不要になるため、ランニングコストの低減も見込んでいる。
車両の開発は三菱ふそうトラック・バス、トプレック、北村製作所の3社が担当し、ヤマトは11月から東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で計25台を導入する。充電時間は急速充電で1.5時間、普通充電の場合は11時間かかり、満充電時の航続距離は100キロとなっている。