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日野が大型3.9万台リコール、火災・脱輪のおそれ

2017年10月23日 (月)

行政・団体日野自動車は23日、大型トラックの低床4軸車に不具合があったとして国土交通省にリコールを届け出た。最悪の場合、火災や脱輪に至るおそれがあるという。2003年11月7日から17年5月8日までに製造された「日野プロフィア」3万9687台が対象。

同社の発表によると、対象車の中に整備解説書で指示したフロントハブベアリングの予圧の設定値が不適切で、ベアリングの予圧が過大に設定されるケースがある。

また、整備時にアウターベアリングを挿入する際、ベアリングの「ころ」を傷つけると、過大に設定された予圧で「ころ」の表面が剥離。アウターベアリングにガタが生じ、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキが引き摺り、最悪の場合、火災や脱輪に至るおそれがあるという。

同社は対象の全車両のアウターベアリングを新品に交換し、適切な予圧の設定値で正確にベアリングを組み付けるとともに、使用者、自動車整備事業者に向けて、適切なフロントハブベアリングの整備要領を啓発する。