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米プロロジス、7-9月期の稼働率が0.3Pダウン

2017年10月26日 (木)

財務・人事物流施設開発大手のプロロジスが26日に発表した7-9月期業績によると、期末時点で同社が運営している物流施設の稼働率は96.3%となり、前年同期比で0.3ポイント下がった。期中の賃貸契約締結面積は380万平方メートルで、47万平方メートル減少した。

ただ、既存施設でリース契約を結ぶ際の実質賃料上昇率は16.7%と、前年同期の11.7%から5Pの大きな上げ幅となっており、1株あたりの純利益も1.63ドル(前年同期は0.52ドル)と伸ばした。

3か月間の投資額は5億3100万ドル(589億4100万円)で、このうち4億5900万ドル(509億4900万円)が新規開発のスタート、7200万ドル(79億9200万円)が他社からの取得。

同社のハミードR.モガダム会長兼CEOは「契約済みスペースの賃料は、グローバルで14%、米国では18%市場賃料を下回っているため、今後のさらなる賃料上昇が期待できる」と述べ、潜在的な競争力に大きな余力があることを示した。