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CBRE調べ

物流施設向け投融資スタンスが悪化、7-9月期

2017年11月14日 (火)

調査・データCBREが14日に発表した7-9月期の国内投資市場動向は、海外投資家からの投資が大幅に減少した影響で前年同期実績を13%下回る7020億円となった。

世界の事業用不動産投資額が2.2%増の2280億ドルと堅調に増加する中、日本では13%と大きく減少。投資家調査による東京の期待利回りは、マンションで最低値を更新したのをはじめ、すべてのアセットタイプが「調査開始以来の最低値」で推移した。

物流施設の「6か月前と比べた最近(回答時点)」のDIは、「期待利回り」を除くすべての項目で悪化し、中でも「投融資取組スタンス」は前期から10ポイント低下。「促進する」との回答率が26%と調査を開始した12年1月以来、初めて3割を下回った。

また、オフィスと同様、「金融機関の貸出態度」が8ポイント悪化した。投融資取組スタンスは回答者の6割以上が「現状維持」と回答しているが、「抑制する」の回答率が徐々に増加しており、今期は1割を超えたことから、CBREでは「高騰する価格や大量供給など影響を懸念する姿勢が表れている」との見方を示した。