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日建リース、専用コンテナで活魚の鉄道輸送検証

2026年2月24日 (火)

ロジスティクス日建リース工業(東京都千代田区)は24日、将来的に懸念される活魚輸送の担い手不足や輸送力低下への対応策として、鉄道を活用した活魚輸送の実証検証を1月末に実施したと発表した。活魚輸送専用コンテナ「魚活ボックス」を用い、養殖魚を鉄道とトラックで一貫輸送する新たな物流モデルの実効性を検証した。

(出所:日建リース工業)

活魚輸送は活魚車と熟練ドライバーへの依存度が高く、車両の老朽化や更新負担、担い手不足、廃業の増加などが重なり、将来的な輸送力不足が指摘されている。こうした状況を踏まえ、同社はモーダルシフトの選択肢として鉄道輸送に着目した。

▲魚活ボックスが入ったコンテナを貨車に載せる様子(出所:日建リース工業)

今回の実証では、愛媛県宇和島市の養殖場から養殖真鯛480尾を出荷した。出発地から松山貨物ターミナル駅まではトラックで輸送し、松山-大阪貨物ターミナル駅間をJR貨物による鉄道輸送で結び、到着後は堺市の最終目的地まで再びトラックで配送した。ファーストワンマイルとラストワンマイルを含めた一貫輸送体制を構築し、全体の輸送時間は28時間だった。到着時の魚の状態は良好で、品質面での有効性を確認したという。

使用した魚活ボックスは、水容量1200リットルを備え、エアレーションポンプによる酸素供給や溶存酸素濃度の常時計測、自動酸素供給機能を持つ。真鯛の場合、専用かごを用いることで1台当たり160-200尾を輸送できる。電源は固定設置時に100ボルト、輸送時はバッテリー駆動とし、標準仕様で11時間、増設により最大33時間の稼働が可能だ。

同社は今後、鉄道輸送を組み合わせた活魚物流の高度化を進め、特に養殖魚の安定的かつ大量輸送を支える持続可能な物流モデルの構築を目指すとしている。

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