M&A塩野義製薬は20日、完全子会社の鳥居薬品を吸収合併する方針を発表した。国内医薬事業の基盤強化と意思決定の迅速化を狙う。合併契約の承認、締結は2026年4月27日を予定している。
塩野義製薬は2025年9月に鳥居薬品を完全子会社化して以降、両社の営業・情報提供機能の連携を進めてきた。鳥居薬品が強みを持つアレルゲン領域や皮膚疾患領域は、季節変動の影響を受けにくく、安定した需要と高いアンメットニーズがあるとされる。今回の合併により、こうした専門領域を含む国内製品群を一体で展開し、統合シナジーの最大化を図る。
国内事業を単一組織で運営することで、製品別・領域別に分かれていた物流管理の集約や、医療機関向け供給網の効率化が進む可能性がある。特に需要が安定している慢性疾患領域では、需給調整や在庫回転率の改善が課題となっており、組織統合によるオペレーション最適化の余地は大きい。
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