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東京五輪に向け、インバウンド向けインフラの拡大加速も

日本郵便が手ぶら観光参入、観光メッカの京都から

2017年11月20日 (月)

ロジスティクス日本郵便は12月1日、手ぶら観光カウンターを京都中央郵便局に開設する。同社が国土交通省認定の手ぶら観光カウンターを開設するのは初めてで、利用状況を見ながら他地域への展開を検討する。

京都以外の地域への拡大は、全国2万4000の郵便局のうち集配機能を兼ね備えた1000か所の郵便局の中で「駅から近い」「カウンターの空きスペースを確保できる」といった手ぶら観光の条件に合う、最大300局程度が候補になるとみられる。

10月27日時点で国交省が認定した手ぶら観光カウンターの総数は全国で200か所あるが、同社が設置拡大を積極化すれば、1社でこれまでの総数を大きく上回る可能性がある。

同社は2020年東京オリンピック・パラリンピックのサブスポンサーとなっていることもあって、通訳が配置できるなどの条件が整った対象郵便局でカウンターの開設を急ぐものとみられ、そのスピード次第では「手ぶら観光インフラ」の普及加速に期待が高まる。

京都中央局のカウンターでは、手荷物の一時預かりや宿泊施設への配送といったサービスを12月1日から開始し、局内の手荷物専用カウンターで京都市下京区・南区のホテル14か所への配送を引き受ける。

手ぶら観光カウンターを開設する最初の地域に京都を選んだ理由のは「まずは日本を代表する観光地である京都で、訪日外国人旅行者の需要に対応したいと考えた」からだという。