全ト協、繁忙期前に事故防止の取組み緊急要請

ロジスティクス全日本トラック協会（全ト協）は28日、年末にかけて輸送需要が活発化する時期を前に、会員事業者へ交通事故防止への取り組みに対する緊急要請を行うと発表した。

警察庁が公表している交通事故統計によると、軽トラックを除く事業用トラックが第一当事者となる死亡事故件数は214件と前年同期比4件増加しており、前年同期を上回ったのは1年9か月ぶりで、死亡事故の車種別発生状況をみると大型車が122件（2件増）と6割を占め、中型車以下は92件（2件増）といずれも前年を上回っている。

また、全ト協が2020年までに死者数を200人以下とする目標の達成が非常に厳しい状況となっていることもあり、年末にかけて輸送需要が活発化する時期に交通事故の根絶を目指すため会員事業者に対する緊急要請を行うことにした。