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違反運転者に関与状況を任意で聞き取り

国交省、荷主の過積載関与明確化へ新対策テスト

2017年12月12日 (火)

話題国土交通省は12日、全国の直轄国道と高速道路で過積載車両の「荷主対策」のテストを開始した。

過積載の取り締まり現場でトラックドライバーから荷主に関する情報を任意聴取し、過積載運行に荷主が関与した度合いを把握するほか、特殊車両通行許可の申請書に運送会社名だけでなく荷主名を記入する欄を設け、荷主の責任明確化を図る。将来的には、収集した荷主情報を活用して荷主勧告制度の運用強化につなげる。

国交省では、「荷主からの要求や非効率な商慣習」が過積載の一因になっているとみており、荷主にも責任とコストなどを適切に分担させていく取り組みとして、全国で過積載車両の荷主対策の試行を開始することにした。

テストを経て2018年度中にも本格導入したい考えで、12日から「当面」の間、直轄国道と高速道路の基地で取り締まりを行う際、道路管理者が過積載違反を確認すれば、警告書の発出や措置命令に併せ、任意でドライバーから違反通行に関する荷主情報を聴き取る。

また、18年1月16日から1か月間、北海道開発局を受付先とする特殊車両通行許可申請時に荷主名を記入するスペースを設け、運送事業者は任意で荷主情報を申請書に記載する取り組みも行う。

■申請方法詳細
http://www.tokusya.ktr.mlit.go.jp/PR/ninushitaisaku_pr.html