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船主協会、下関市の小学生50人対象に講演会

2017年12月26日 (火)

行政・団体日本船主協会は26日、山口県下関市と関釜フェリーの協力を得て同社フェリー「はまゆう」の船内見学会、船と港に関する講演会を、18日に地元小学5年生60人を対象に開催したと発表した。

参加した小学生たちは、はまゆう乗船時に出国管理ゲートで出国スタンプを押印してもらう模擬体験をし、海外へ出る気分を味わった。船内では下関市港湾局から、日本で初めての年中無休通関ができる「便利な港」であることや野菜や切り花など新鮮なものが多く運ばれており、茄子・パプリカの取り扱い量は日本一であるなど、同港の特徴について説明した。

船主協会からは、貿易量の99%以上が船で運ばれていることや船による輸送が止まったらコンビニの商品が無くなるなど「みんなの生活には船は絶対必要」だと伝えるとともに、船員の魅力についても説明した。子供たちからは「船が岩にぶつかったら船長はどうするのか」「船員は船酔いするのか」「LNG船のタンクはなぜ丸いのか」などの質問があがった。

講演後は、船内見学が行われ、関釜フェリーから船橋でレーダーや航海機器、海図、舵輪などを説明するとともに、実際に舵輪に触れるなどした。このほか、船長室、居住区、救命いかだ、ランプウェイなども周り、日常では目にできない船の世界を見学した。

また、同日船主協会は下関市との間で、海洋と港湾に係る教育の推進に関連する協定を結び、今後、互いに連携・協力していくことにした。