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船主協会、下関市内の小学生120人に海運講話

2018年11月8日 (木)

イベント日本船主協会は8日、下関市と共に1日に関釜フェリー、九州海事広報協会などの協力を得て、長州出島国際物流ターミナル、三菱重工業下関造船所、フェリー「SEONG HEE」の船内見学、海運に関する講話などを市内の小学6年生120人を対象に実施したと発表した。

国際物流ターミナルでは、多目的コンテナ船がコンテナの荷役を行っている様子を見学するとともに、空のコンテナの中に入り、その大きさを体感。また、リーファー(冷凍・冷蔵)コンテナで運ばれてきたパプリカなどの食品がコンテナ内でどのように積まれているのかなども見学することができた。

下関造船所では、建造中の全長200メートルのフェリーや溶接作業を間近に見ることができ、船ができるまでの行程を学んだ。「SEONG HEE」乗船に際しては、日本はさまざまなものを外国との間で輸出入していることや、税関の役割・仕事内容として麻薬犬による取締デモンストレーションが行われたほか、パスポートにまつわる話を聞くことができた。

船内では、船主協会から貿易量の99%以上は船が担っているなど「生活には船は必要」であることを伝えるとともに、300メートルを超える大きな船でも22人の船員が協力し合い動かしているなど「船員の魅力」についても説明した。船内見学では、関釜フェリー職員から、ブリッジでレーダーや航海機器、海図、舵輪などの説明があり、児童たちは航海機器に興味をもった様子だった。