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IHI、インド・ムンバイ湾横断道路建設工事を受注

2017年12月27日 (水)

拠点・施設IHIは27日、同社グループのIHIインフラシステムがインド共和国のゼネコン大手Larsen&Toubro社(L&T)とコンソーシアムを組成し、ムンバイ都市圏開発庁から湾横断道路の道路橋建設工事を受注したと発表した。

(出所:IHI)

ムンバイ湾横断道路建設事業は、同国ムンバイ都市圏で半島側のムンバイ市中心部Sewri(セウリ)からムンバイ湾を挟んだ東郊のナビムンバイ市を接続する、総延長22キロのインド最長の海上道路を建設するもの。

受注した案件はこのうちのセウリを起点とした10キロの海上道路橋の建設工事となっている。IHIインフラシステムは同国で初めて採用される重防食塗装の鋼床版箱桁の製作・輸送などを担当する。

ムンバイ市は増大する人口と自動車によって、交通渋滞が深刻化しつつある一方経済特区に指定されたナビムンバイ市では、港湾の拡張や新空港の建設が予定されている。これらの地域間のアクセスは、ムンバイ湾を周回する道路・鉄道各一本に限られており、今後のムンバイ都市圏の経済成長のためにも道路をはじめとするインフラの整備が喫緊の課題になっているという。

■工事概要
工事名称:ムンバイ湾横断道路建設事業 橋梁建設工事パッケージ1
施工場所:インド共和国マハラシュトラ州ムンバイ都市圏
発注者:ムンバイ都市圏開発庁
受注者:Larsen&Toubro社、IHIインフラシステムコンソーシアム
工期:2018年1月-2022年7月