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阪急阪神HDと提携強化に合意

セイノーHD、阪急阪神エクスに34%出資へ

2018年1月22日 (月)

話題セイノーホールディングスは22日、阪急阪神エクスプレスの株式34%を取得すると発表した。

セイノーHDと阪急阪神HDは2016年11月に協定書を結び、株式を持ち合ってた。その後、具体的な協業を検討していたが、このほどセイノーHDが阪急阪神エクスプレスの株式3分の1超を取得することで、提携関係を深めることに合意した。

セイノーHD傘下の西濃運輸は路線トラック便で国内トップシェアを占め、20万社余りの法人顧客と取引。ロジスティクス事業は国内に70万平方メートルの倉庫を展開している。一方、阪急阪神エクスプレスは海外27の国・地域、119拠点で国際輸送とロジスティクス事業を運営している。

今後はセイノーHDの国内輸送ネットワーク・倉庫と、阪急阪神エクスプレスがグローバルに構築した輸送ネットワークを組み合わせ、ITによる情報連携を図るなどして「顧客に最適なサプライチェーンマネジメント(SCM)」を提案する。また受発注・貿易決済などの顧客代行業務や温度管理輸送など、新たな物流サービスを開発。国内外で共同事業を検討する。

両社は今回のセイノーHDによる株式取得と協業関係の深化について「国内外で相互に補完機能を果たし、顧客に新たな物流サービスを提供することができる」としている。資本提携は、阪急阪神エクスプレスが4月1日に実施する第三者割当増資をセイノーHDが全額引き受ける形で行う。