
▲実証に使用した車載型ドローンポート(出所:KDDIスマートドローン)
荷主KDDIスマートドローン(東京都千代田区)は10日、秋田洋上風力発電(秋田県能代市)と共同で、車載型ドローンポートを活用した洋上風力発電施設の遠隔自動点検実証に成功したと発表した。
実証は3月23日から26日にかけて、秋田洋上風力発電が運営する能代港および秋田港の洋上風力発電施設4基で実施。自動離着陸・自動充電機能を備えたドローンポートを車両に搭載し、事業所から遠隔で飛行指示を行うことで、ブレード外観の汚れや傷などを遠隔で確認できることを検証した。
実証の結果、ドローン操縦者が現地へ移動することなく、陸上から遠隔で点検を開始できることを確認した。また、緩やかに回転中または一時停止状態のブレードについて、車両到着から点検完了まで1基あたり30分-1時間程度で対応可能であることを検証した。
さらに、ドローンとブレードの離隔距離90メートルでも、傷や汚れ、補修痕などをリアルタイム映像で確認できたほか、4G LTE回線やStarlink(スターリンク)回線を活用した安定的な遠隔運航も確認した。
洋上風力発電施設では、従来は作業員が専用船で現地へ向かう必要があり、天候や海況の影響で点検開始まで時間を要することが課題となっていた。両社は今後、車載型ドローンポートを活用した遠隔自動点検の実用化を進め、点検作業の安全性向上や発電停止時間の削減、保守業務の効率化につなげる。
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