財務・人事ニチレイが6日発表した2018年第3四半期(4-12月期)決算のうち、低温物流事業のグループ外向けの業績は、売上高が1449億8900万円で前年同期に比べて2.4%増加した。セグメント利益は95億400万円で7.9%増加した。
大都市圏を中心とした集荷拡大や地方エリアでの保管・運送・流通加工機能などの総合的な物流サービスの提供に注力。また、業務改善や運送効率化などのコスト対応策を推進したことに加え、通過型センター(TC)事業が順調に推移したことで増収・増益となった。
国内では、地域保管事業で畜産品や冷凍食品などの保管需要を着実に取り込んだことに加え、TC事業の順調な推移などにより増収。営業利益は電力料、荷役作業や輸配送のコストが上昇するなか、業務効率化や適正料金の収受などの施策を推進し増益となった。
海外は欧州地域の小売店向け配送業務などの運送需要の着実な取り込みや中国事業の伸長などにより増収となったが、営業利益は欧州地域でのブラジル食肉不正問題によるチキン搬入量減少や輸配送コストの上昇により減益だった。
■2018年3月期第3四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 117,816 | 2.4% | |
営業利益 | 9,319 | 7.9% | 7.9% |