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ニチレイの低温物流事業、20年度は利益11%増

2021年5月11日 (火)

財務・人事ニチレイが11日に発表した2021年3月期の通期連結決算によると、低温物流事業の売上高は前年同期比2.8%増の2123億2000万円、営業利益は10.7%増の130億8400万円だった。外食など一部業態向けの取り扱いが減少したものの、TC(通過型センター)事業が好調に推移したことで、同社の全事業セグメントの中では唯一の増収増益となった。

国内物流は、巣ごもり需要で量販店向けTC事業や家庭用冷凍食品などの保管貨物が好調に推移。売上高は4.1%増の1721億8100万円、営業利益は11%増の120億7500万円だった。

海外は売上高が2.7%減の365億4400万円で、営業利益が14%増の14億1000万円。果汁貨物や外食向け配送業務などが低迷したものの、量販店向け業務の作業効率向上や、車両調達コストの減少などにより増益となった。

なお、今期はコロナ禍の収束を前提に、売上高は5.5%増の2240億円、営業利益は3.2%増の135億円を見込む。