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DMSが新中計、3つの分野で物流事業拡大へ

2018年2月15日 (木)

ロジスティクスディーエムエスは14日、2018年度から22年度までの中期経営計画を策定した、と発表した。主力のダイレクトメール(DM)事業で売上高220億円を目指すほか、急拡大するEC通販市場と合理化ニーズが伸びる企業間物流を機会に、3つの分野で物流事業の拡大を図る。

DM事業では、情報技術やAIの進展でデータの蓄積や利用が進む一方、ネット上に情報があふれる中でデジタルと組合わせたDMの利用価値が高まっているとし、データ活用とDM・デジタルの連携を図る施策提案を行い新たな受注機会を拡大する。

さらに、事業拡大に合わせて、情報処理、DM生産加工、ロジスティクス、顧客対応の各分野で、自動化、機械化、ロボット・省人化などを検討し、浦和ロジスティクスセンター、川島ロジスティクスセンター、大阪支社の3大生産拠点で設備増強、生産性・キャパシティの向上を実現する。

また、同社全体の10分の1以下の業容である大阪支社を再構築するほか、九州エリアで新たなDM・セールスプロモーション(SP)・物流分野の受注を開拓する。 22年度には17年度予想の売上高16億円から30億円へ80%の拡大を目指す。

さらに、通販出荷物流、販促支援物流、キャンペーン物流の3つの分野で事業拡大を図る。市場が急拡大するEC通販の出荷代行をはじめとしてアウトソーシング需要が伸びる企業の販促支援物流とキャンペーン景品発送の新規受注を進める。既存事業のDM・SP・イベントサービスにより荷主企業の業績向上に貢献することで物量の拡大を目指す。

通販物流サービス、販促物流サービスについては、事業拡大が順調に進んでいることから、1月9日には川島ロジスティクスセンターを増床して新たに開設し、22年度の目標売上高30億円を視野に入れた業容拡大を図っている。