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TLロジコム、3年連続で物流改善事例大会に出場

2012年4月27日 (金)

話題SBSホールディングス傘下のティーエルロジコムは27日、3年連続で全日本物流改善事例大会に出場したと発表した。

 

同社の土浦支店改善チームが、物流現場改善に意欲的な取り組みを行っている優秀事例として選抜され、24日に東京・新宿で開催された「全日本物流改善事例大会2012」で発表を行った。

 

大会は、物流現場の改善活動の発表の場として日本ロジスティクスシステム協会(JILS)などが主催、26回目となる今回は250人が参加し、20事例が発表された。

 

同社チームは、スーパーのカスミ向け出荷業務で納品台車の店番書き間違いをなくした事例「ヒューマンエラー対策、ミスを無くす工夫と仕組みづくり」を発表。

 

北関東を中心に約140店舗を展開するカスミの出荷業務で、台車の黒板や積み込んだ商品に店番を書き込む際のミスが年間44件起きていたが、改善活動によって「ミスを完全になくすことに成功した」という。

 

改善チームは、積み付け作業が終わった完成台車の検品作業に着目し、注意深く観察した結果、(1)コンベアを流れる8秒間に検品が追いつかず手順の一部が省かれている(2)単調な作業が続くと「確認する」が「見る」に変わってしまう作業者心理(3)検品作業を妨げていた場内の騒音――など、粘り強く原因を見つけ出し、対策を重ねた。