ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

中部運輸局管内でトラックの追突事故が急増

2012年5月1日 (火)

話題中部運輸局がこのほどまとめた2011年度の管内事故発生状況によると、トラック事業における事故発生件数は134件で、53%にあたる71件が他車との正面衝突や追突などの衝突事故となっていることが分かった。衝突事故は前年の1.65倍で、このうち追突は2.3倍と大幅に増加している。

 

トラック、バス、タクシー、ハイヤーの4事業を合わせた事故の発生件数は、2007年から09年まで減少を続けてきたが、10年には増加に転じ、11年は発生件数235件、死者数72人とさらに増加した。衝突事故、死傷事故、車内事故の件数が大幅に増加し、全体の事故件数の80%以上を占めた。また、死者数の90%以上が衝突事故、死傷事故で占める結果となった。

 

社会的影響が大きい事故の発生状況としては、高速道路でトラックが前方車両に追突し、多数の死傷者を生じた衝突事故2月、6月と10月に発生。原因はいずれも居眠り運転によるものと推定されている。

 

トラックによる追突事故は発生件数が急増しており、衝突事故71件中の65%にあたる46件が追突事故となっている。09年は12件、10年は20件だった。

 

また、追突事故46件のうち、高速道路や自動車専用道での事故が28件発生しており、いずれの場合も追突した速度が高いことから死傷者数が多く、16人が死亡した。