荷主三菱ふそうトラック・バスは9日、世界初の量産電気小型トラック「eCanter」(eキャンター)のごみ収集車仕様を開発すると発表した。
eキャンターは世界初の量産電気小型トラックとして2017年から北米、日本、欧州市場に投入。排出ガスや騒音ゼロなど高い環境性能を持っている。
今回のごみ収集車は、新明和工業と共同開発を行う。19年春をメドに川崎市とごみ収集作業での走行試験や性能確認を含めた実証試験を開始する。
同社のマーク・リストセーヤ社長・CEOは「ごみ収集車は公共性が高く、環境と経済の両面で優れた性能が求められる。eキャンターごみ収集車は、CO2を排出せず、また騒音を出さない車で、都市の環境改善と地球温暖化防止に貢献できるトラックだ。今後さらに多くの顧客に導入してもらえるよう、さまざまな要望に応えられるアプリケーションを充実していく」と述べた。