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国交省・全ト協、女性ドライバー増加へ検討会設置

2018年3月13日 (火)

話題国土交通省は13日、女性トラックドライバーが運転しやすい環境を整えるため、全日本トラック協会と共同で「女性ドライバーなどが運転しやすいトラックのあり方」を探るための検討会を設置すると発表した。

女性トラックドライバーの視点に立った車両のあり方を議論し、11月をメドにガイドラインをまとめて浸透を図ることにより、女性がトラックドライバーとして働きやすくなる環境を整備する。14日に東京都トラック総合会館で初会合を開く。

国交省のまとめによると、トラックドライバーの有効求人倍率は2.76倍と、1月時点の全産業平均である1.8倍を大幅に上回っており、他産業に比べて人手不足が深刻な状況となっている。

また女性の就業割合が2.5%と低いのも特徴で、高齢層の割合が高く、若年層の割合が少ない。平均年齢が上昇を続ける中、同省では「将来の担い手の確保や現在勤務しているドライバーが引き続き働きやすい環境を維持することが、我が国の物流サービスの継続的な提供に資することとなるため、女性など多様な人材の確保のための環境整備は必要不可欠」だとして、全ト協と共同で検討会を設けることとした。