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商船三井、6800台積み新型自動車船竣工

2018年3月15日 (木)
空白

ロジスティクス商船三井は15日、南日本造船(大分県臼杵市)で建造していた次世代型自動車船「FLEXIEシリーズ」の1番船「BELUGA ACE」が、同日竣工したと発表した。

同船は、多様化している輸送需要に柔軟に対応できるよう、上下に自由に動かすことが出来るリフタブルデッキを従来の2層から6層に増やすなど、機能性を大幅に刷新した。

船体デザインも既存自動車船のデザインから一新し、商船三井グループの英文略称「MOL」や、商船三井の自動車輸送サービスでの世界統一ブランド「MOL ACE」を表す「A」に加え、顧客との「長きにわたる関係を未来へつなぐ決意」を表す白いラインを表現する。

また、船首部をラウンド形状とすることで風圧抵抗を低減し、現行の自動車船に比べ2%のCO2削減効果を見込んでいる。この形状は、商船三井テクノトレード(東京都中央区)、三井造船昭島研究所(昭島市)との共同開発で、商船三井グループが取り組む技術開発プロジェクト「船舶維新NEXT-MOL SMART SHIP PROJECT-」が進める環境負荷低減技術の一つとして実現したもの。

■本船概要
全長:199.9メートル
全幅:32.2メートル
積載可能台数:6800台(基準小型車換算)