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三菱地所、千葉・習志野に物流施設竣工

2018年3月30日 (金)

▲「ロジクロス習志野」

拠点・施設三菱地所は3月30日、千葉県習志野市で開発を進めていた、地上4階建て・延床面積3万9100平方メートルの物流施設「ロジクロス習志野」が同日竣工したと発表した。同施設は、竣工後の運営管理業務を2016年8月に連結子会社化した東京流通センター(TRC)に委託することを決定。また、日本リアリストと全棟賃貸借契約締結している。

施設は、東関東道谷津船橋インターチェンジ(IC)まで1.6キロ、国道357号線まで0.3キロとアクセスに優れる。周辺環境は、居住エリアから区分され、24時間の運営が可能となっている。JR京葉線新習志野駅から徒歩5分近いため、雇用を確保しやすい。

1階に大型トラックが着車可能なトラックバースを敷地南北の両面に設置したほか、各区画に荷物用エレベーター、垂直搬送機をそれぞれ1基設置し、効率的な物流オペレーションをサポートする。

三菱地所グループは、17年5月に発表した3か年の中期経営計画で物流施設事業のプラットフォーム強化を目標としている。従来、竣工後の運営管理業務は外部の管理会社に委託していたが、今回「運営管理」の内製化により、三菱地所による用地取得・開発、三菱地所物流リート投資法人による保有、同投資法人から委託を受けて三菱地所投資顧問が行うアセットマネジメントと合わせ、3つの機能を役割分担し、投資回収の回転を加速しバリューチェーンを構築することで、物流施設事業のプラットフォームを強化した。

また、神奈川県厚木市で2棟目の物流施設となる「(仮称)ロジクロス厚木II」の開発計画も決定。現在計画中の案件を含めると、開発実績は累計14棟・延床面積120万平方メートルに到達する見込み。三菱地所は今後も首都圏・中京圏・関西圏を中心として全国で年間2-4棟の開発を推進する。

▲「(仮称)ロジクロス厚木II」

■「ロジクロス習志野」概要
所在地:千葉県習志野市茜浜2-8-2
アクセス:東関東道谷津船橋ICまで1.6キロ、京葉道路花輪ICまで2.9キロ、国道357号線まで0.3キロ、JR京葉線新習志野駅から徒歩5分
敷地面積:1万9300平方メートル(5830坪)
延床面積:3万9100平方メートル(1万1820坪)
用途:マルチテナント型物流施設
着工:2017年5月15日
竣工:2018年3月30日
設計・施工者:鴻池組

■「(仮称)ロジクロス厚木II」開発計画概要
所在地:神奈川県厚木市上依知字谷戸坂上1043-1、1043-6
アクセス:圏央道相模原愛川ICまで2.3キロ、国道129号線まで0.6キロ
敷地面積:1万7300平方メートル(5200坪)
延床面積:3万4700平方メートル(1万500坪)
用途:物流施設
着工:2018年夏頃(予定)
竣工:2019年夏頃(予定)