ロジスティクス全日本トラック協会(全ト協)は3日、環境省からの依頼を受け、会員事業者向けにコンテナへの特定外来生物「ヒアリ」侵入防止対策について協力を呼びかけた。
ヒアリは、昨年6月に国内で初めて確認されて以降、現在までに12都府県で26事例が確認されており、侵入・定着が懸念されている。
26事例のうち、現段階では国内への移入経路が確認されたものは全て、中国を出港または経由したコンテナに由来するものだった。
今後、春先からヒアリの活動が活発化すると考えられることから、ヒアリの侵入を防ぐため、中国、台湾などの生息地を出港・経由するコンテナについて、「安全面を考慮した上、可能な範囲での対策」の協力を呼びかけた。