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大阪港でヒアリ400体、コンテナヤードで発見

2020年8月4日 (火)

▲ヒアリが発見された場所(出所:環境省)

行政・団体環境省は4日、大阪港で7月30日に確認された400個体程度のアリについて、専門家による同定の結果、特定外来生物のヒアリだったと発表した。2017年6月の国内初確認以降、これまでのヒアリの確認事例は16都道府県、55事例に拡大した。

今回のヒアリは、7月30日に環境省が大阪港で全国港湾調査を実施した際、調査事業者がコンテナヤードで「ヒアリと疑わしいアリ」400個体程度を発見し、舗装の継ぎ目、コンテナ1基への出入りを確認。環境省が専門家に同定を依頼するとともに、調査事業者がコンテナに出入りしている個体を殺虫剤(液剤)で駆除し、確認箇所周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置した。

▲今回確認されたヒアリ(出所:環境省)

翌日には近畿地方環境事務所が現地調査を実施。確認箇所周辺にベイト剤を追加で配置するとともに、粘着トラップを設置、専門家がヒアリであることを確認した。

その後、8月3日には事業者がヒアリの出入りしていたコンテナ1基、くん蒸殺虫処理を実施。施設管理者が確認箇所周辺にベイト剤、粘着トラップを継続して設置した。

確認されたアリは、ヒアリの働きアリ400個体程度で、このほかにアカカミアリ1体が同じコンテナヤード内で確認・駆除されている。