ニチハ、端材リサイクル構築し愛知環境賞銅賞

環境・CSR建材メーカーのニチハ（名古屋市中区）は、国産材を原料とした窯業系外壁材の製造・販売で温室効果ガスを削減し、製造、建築施工過程で発生する端材、独自のリサイクルシステムを構築した取り組みが評価され、愛知県が主催する「2018愛知環境賞」で銅賞を受賞した。

同社は主力の窯業系サイディングの主原料に国産材を利用し、木が生長過程で吸収したCO2を固定化する効果で環境負荷を低減。

CO2固定量の「見える化」を行い、一般ユーザーへの啓蒙活動を展開したほか、施工現場で発生する端材を独自の物流ネットワークで効率的に回収し、自社で再利用するだけでなく全国の提携セメント工場でCO2が発生しないセメント原料として使用するリサイクルシステムを構築した。