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クボタ、中国第二工場が本格稼働

2018年4月12日 (木)

国際クボタは12日、中国製造子会社の久保田農業機械(蘇州)でトラクタ、ホイールコンバインの第二工場が本格的に稼働したと発表した。

4月10日には農機行政・蘇州工業園区管理委員会などの幹部らを招いて開所式を現地で行い、同社の木股昌俊社長が「第二工場は、畑作市場向け農機の生産拠点として、また、世界最高水準の排気、排水設備を備えた工場として、食料問題の解決と環境保全への貢献の両立を目指した工場。この第二工場を筆頭にこれからも最も多くの社会貢献をなしうるブランドになるというグローバルメジャーブランドの実現に向けて、チャレンジしていきたい」と述べた。

同社の中国事業は1998年に製造子会社を設立し、コンバイン、田植機などの農業機械の生産・販売を開始したことにはじまる。2009年にトラクタ、13年にホイールコンバインの生産ラインをレンタル工場内に設け、製品供給を行いながら事業を拡大。

16年には今後の畑作事業の伸長を生産面から支えるため、子会社本社工場敷地内に、第二工場を建設することを決めた。新工場の本格稼働により、生産能力が増強され、原価低減や生産性の向上も見込む。

■第二工場の概要
所在地 中国江蘇省蘇州市
建屋面積:2.9万平方メートル
投資金額:総額2.97億人民元(56.4億円為替レート191円/元)
生産品目:トラクタ、ホイールコンバイン
生産能力:トラクタ1万台/年、ホイールコンバイン1万台/年
稼働時期:2017年11月