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輸送用燃料として販売

日立造船、スウェーデンでメタン発酵事業参入

2018年4月13日 (金)

国際日立造船は12日、スイス子会社の日立造船イノーバを通じ、メタン発酵事業者としてスウェーデン市場に参入したと発表した。湿式メタン発酵施設・ガス充てん設備「ジェビオ1」をヨンショーピング市から買収したもので、今後、スカンジナビア地域で2施設目となる乾式メタン発酵プラントを建設し、自社設備として運営する計画。

日立造船イノーバは向こう2年間、同施設を運営し、その間に乾式メタン発酵技術を用いたプラントを市内に建設する。建設プラントでは乾式メタン発酵槽2基を設けて年間4万トンの生ごみ・剪定枝などの有機性廃棄物を処理する。

生産したバイオガスはHZIバイオメタン社の設備で高純度メタンガスに精製し、輸送用燃料(CNG)として販売する。発酵過程で生じた固形堆肥は市が引き取り、液肥は地元農家に販売するという。