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コーナン新中計、首都圏出店拡大と物流網整備

2018年4月13日 (金)

荷主コーナン商事は12日、2020年度を最終年度とする3か年の中期経営計画を策定し、投資戦略として3年間で50店舗出店し、首都圏のドミナント化に合わせて物流を強化していく方針を示した。

前回の中期経営計画では、在庫削減による財務体質の改善を掲げ、14年度に708億円となっていた在庫高のスリム化に取り組んだ。

この結果、15年度に654億円、16年度に596億円、最終年度となった17年度は625億円となり、計画前と比べて83億円の在庫削減を達成。14年度1165億円となっていた借入金も17年度末には953億円と1000億円を切り、長期滞留在庫の整理を進めて借入金のスリムダウンにつなげた。

新計画ではPB商品の開発体制を強化して売上構成比40%を目指すほか、3年間で50店舗をメドに出店を進め、首都圏のドミナント成長に合わせる形で流通網を拡充、ITインフラの整備と合わせて生産性を高めていく。

これらにより、最終年度は売上高3300億円(17年度比9.2%増)、経常利益200億円(24%増)、純利益120億円(20%増)、ROE10%(+0.1P)を計画している。