拠点・施設フェローテックホールディングスは16日、中国安徽省銅陵市に昨年立ち上げた新会社が新工場の建設に着工したと発表した。
同社は2001年に上海で半導体製造装置、FPD製造装置の部品の精密再生洗浄事業に参入し、天津、四川、大連へと拠点を拡大。最近は「中国製造2025」に伴い、中国政府による半導体メーカーの育成・強化が進められる中、微細化、3D化などの先端投資に応じて半導体製造装置の部品の洗浄頻度と要求精度が上昇。
こうした環境変化を受けて大手半導体デバイスメーカー、FPDパネルメーカー、同製造装置メーカーから洗浄工場の新規開設要請が来ていたという。
そこで、同社は半導体やFPDパネルメーカーの進出が著しい安徽省に5拠点目の洗浄工場の開設を決定。新設により、中国における市場シェアの拡大と収益力の向上につなげる。
■新工場の概要
所在地:中国安徽省銅陵市金橋経済開発区内
敷地面積:3万6663平方メートル
生産品目:半導体・液晶製造装置部品高精密再生洗浄
投資金額:5000万元(設備投資、運転資金を含む)
稼働開始日:2018年12月頃