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日ロ両国、年度内にシベリア鉄道用いたパイロット輸送

2018年4月18日 (水)

行政・団体国土交通省は18日、ロシア運輸省との日露運輸作業部会で5回目となる次官級会合を東京で17日に開き、交通分野における協力について意見交換したと発表した。

日本側は奈良平博史国土交通審議官ら、ロシア側はオレルスキー運輸次官らが出席。日本側が4月9日に行われた日露鉄道専門家会合の結果を報告し、シベリア鉄道の利用促進に向け、両国が協力して2019年3月末までにパイロット輸送を実施することを確認した。

また、ロシア極東港湾の高度化については、4月16日に行われた日露港湾当局間会合の議論を確認するとともに、港湾プロジェクトの具体化に向けて協力を継続することで一致。両国の企業間で協議が進められているハバロフスク国際空港新ターミナル建設・運営事業では、企業間協議が円滑に行われるよう双方が取り組むことを確認した。

このほか、海技資格の相互承認に関して4月16日に石井啓一国交相ととソコロフ運輸相が覚書に署名したことを歓迎。両国の船員が双方の国の船舶に乗り組むことが可能となることから、両国海運業界の協力関係強化や両国間の経済活性化につながることへの期待を表明した。