ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

新開トランスポートS、神戸にBTS型物流施設起工

2018年5月22日 (火)
空白

拠点・施設精密機器物流を得意とする新開トランスポートシステムズ(東京都江東区)の専用物流施設(BTS型)の起工式が22日、開かれた。同施設はプロロジス(千代田区)が「プロロジスパーク神戸4」として開発する。

新開トランスポートシステムズは、「プロロジスパーク舞洲3」(大阪市此花区) を利用中のリピートカスタマーで、プロロジスパーク神戸4を事業拡大のための新拠点として活用する計画。

施設は神戸市内陸部に神戸市が開発する「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内に位置。同パーク内ではすでに「プロロジスパーク神戸」、「プロロジスパーク神戸2」が稼働中で、プロロジスとしては3棟目の開発となる。山陽自動車道神戸西インターチェンジ(IC)から900メートルと、交通アクセスに優れる。3月には新名神高速道路川西IC-神戸ジャンクション(JCT)間が開通し、京都・奈良・滋賀・中京方面などへのアクセスが大幅に向上した。山陽自動車道を経て全国に広がる広域幹線網にも直結しており、西日本を広域にカバーすることができるほか、神戸電鉄粟生(あお)線木津駅に隣接していることから従業員を確保しやすい。

建物は、1万3000平方メートルの敷地に、延床面積2万4700平方メートル・4階建てで建設する。プロロジスの通常施設仕様に加えて、テーブルリフターや天井クレーンといった特殊設備を装備する。また、倉庫内空調などを導入することで作業環境の向上を図るとともに、全館LED照明による省エネルギー化、緊急地震速報システムや衛星電話などのBCPにも対応する計画。

起工式には、新開トランスポートシステムズ佐藤勝社長のほか、設計・施工を担当する淺沼組の淺沼健一社長、プロロジスの山田御酒社長らが参列し、工事の無事と事業の発展を祈願した。

■「プロロジスパーク神戸4」計画概要
開発地:神戸市西区見津が丘7-6-1
敷地面積:1万3000平方メートル(3932坪)
計画延床面積:2万4700平方メートル(7471坪)
構造:地上4階建て
着工:2018年5月
竣工予定:2019年6月