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東レ、中国の人工透析機器工場が開業

2012年5月11日 (金)

メディカル東レと東レ・メディカル(TMC)は10日、青島即発集団股有限公司(中国・青島即墨市)との合弁で設立した人工透析機器の製造・販売新会社「東麗医療科技(青島)股フン有限公司」(TMQ)が開業したと発表した。

 

新会社は、東レグループの医薬・医療材事業で初の海外生産拠点で、透析機器工場の隣接地では、2014年後半からの販売を目指す人工腎臓の生産工場の新設も決めている。

 

合弁会社は当面、中国以外の海外市場へ透析機器を販売するが、中国国内での製造・販売承認手続きを速やかに進め、13年からは中国内需向けの販売を開始し、段階的に事業を拡大する計画。

 

14年後半からは、人工腎臓の製造・販売を開始することで、アジア・新興国を中心に需要が拡大するとみられている世界の透析市場や、大半が輸入製品で賄われている中国市場に向けた事業拡大を進めていく。

 

東レでは、TMQを中国での医薬・医療材事業の橋頭堡と位置付け、現地顧客対応を強化するとともに、将来は透析機器以外の分野へも展開を拡大していく。