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郵船ロジ、カンボジアで食品サプライチェーン講義

2018年6月19日 (火)

荷主郵船ロジスティクスは19日、日ASEAN食産業人材育成官民共同プロジェクトの一環として、王立カンボジア農業大学で「食品サプライチェーン」に関する講義を行ったと発表した。

同社がカンボジア国内で幅広い食品物流を展開していることから、ことしも農林水産省から依頼を受け、6月5日に120人の大学生向けに食品サプライチェーンをテーマにしたカンボジアを取り巻く国際物流の状況や鮮度保持輸送技術、サプライチェーンモデルを、同社カンボジア法人が取り扱っている海外調達物流事例を交えて講義した。

同社は2013年にカンボジア法人ユウセンロジスティクスカンボジアを設立し、16年に冷蔵・冷凍機能付きの物流施設を稼働、ことし5月末には同施設内に日系大手小売業の店舗増に対応する本格的な流通センターを立ち上げるなど、海上、航空貨物輸送、クロスボーダー輸送とコントラクトロジスティクスを組み合わせた多彩な物流サービスを提供している。

農水省は、2015年からASEAN食産業人材育成協会と日・ASEAN食産業人材育成官民共同プロジェクトを実施しており、その中の一つの取り組みとして、ASEANの主要大学で日本の官公庁や企業で専門分野の技術・知識に長けたスタッフが講師となり、食品付加価値、食品製品開発、青果物・精肉などのポストハーベスト、食品サプライチェーンといったさまざまな分野をカバーするフードバリューチェーン講座やセミナーを開設している。